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<つくば市編>住宅展示場の巡り方
茨城県つくば市内にある住宅展示場の巡り方をレポートします。今回私が行ってきたのは、つくば市内にある「里山住宅博 in TSUKUBA 2019」※(以下、里山住宅博)と「つくばハウジングパーク」。各社が建てる家やスタッフの特徴を知るためにも、まずは住宅展示場でモデルハウスを見学しましょう。
※「里山住宅博」は2019年11月にイベントを終了していますが、工務店によっては2020年2月現在もモデルハウスの公開を続けています。詳しくはイベント公式HPをご確認ください。
私のつくば市住宅展示場の巡り方レポート
里山住宅博とつくばハウジングパークを1日で回るなら、つくばハウジングパークより1時間だけ早く閉まる、里山住宅博から見学するのがおすすめ。里山住宅博は、工務店によってモデルハウスの予約が必要です。今回は、たまたま日程の都合が合った伊勢喜屋工務店とカイテキホームのモデルハウスの見学予約をしました。
里山住宅博ってどんなところ?
つくば駅から車で10分の位置にある「春風台ヒュッゲガーデン」にて、2019年6月から11月の間に開催されていた住宅博覧会。2020年2月現在は博覧会こそ終了したものの、工務店によってはモデルハウスを引き続き公開しています。
里山住宅博の最大の特徴は、全てのモデルハウスに茨城県の木を使用していることと、ハウスメーカーではなく地元工務店が手掛けていること。大手ハウスメーカーとはまた違う、地元の工務店だからこその魅力が詰まったモデルハウスばかり。もしあなたがモデルハウスや周辺環境を気に入れば、そのモデルハウスを購入することも可能です。
住所 | つくば市春風台36番地3他「春風台ヒュッゲガーデン」 |
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アクセス | つくば駅から車で約10分、常磐自動車道桜土浦ICから車で約15分 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
11:00~14:00 伊勢喜屋工務店のモデルハウス3棟を見学
里山住宅博ですが、ナビに住所を入れても詳細な番地が出てこないので、車で向かう方は春風台ヒュッゲガーデンを目指してください。春風台ヒュッゲガーデン付近まで車を走らせると、「里山住宅博」の垂れ幕を確認することができます。車で来場予定の方は、各社スタッフの方に駐車スペースを確認しましょう。私の場合、モデルハウスの前に駐車しました。
伊勢喜屋工務店のモデルハウスは敷地内に3棟建てられており、展開しているプランの中でも人気が高い「BinO(ビーノ)」の家を紹介しています。よくあるシンプルモダンな家とは違い、西海岸を彷彿とさせるオーセンティックな外観がBinOの特徴。木のぬくもりを活かしたカバードポーチや、思わず目を留めてしまうガレージはまるで映画のセットのよう。可愛らしい、でも甘すぎないおしゃれな外観デザインに見惚れてしまいました。
スタッフの方に声をかけて、3棟のモデルハウスの中を自由に見学。BinOを知るうえで無視できないのが「スキップフロア構造」です。スキップフロア構造とは、壁を設けず床に高低差を付けることでスペースを広く使うことができる建築方法のこと。BinOの家ではスキップフロア構造を活用し、狭小地でも広がりのある間取りや趣味を楽しめる空間を実現しています。
特に、スキップフロアが最大に活用されていると感じたのがリビング。リビングと他の部屋とを壁で隔ててしまうのではなく、スキップフロアで部屋を繋ぐことにより開放的な空間が完成していました。ちょっとした小上がりスペースに設けられた書斎や、半地下に設けられたベッドルームはまるで秘密基地のようで、大人であっても心がときめきました。
3棟とも住居として販売しており、延床面積29.55坪・32.06坪・33.05坪全て3,850万円(土地、建物、外構費、エアコン、家具込み)で購入できます(2020年2月時点)。これだけデザイン性に優れた家を、土地込み4000万円以下で買えるなんて…。しかも住宅の雰囲気にピッタリな家具付きだから、とってもお得だと思いました!
伊勢喜屋工務店では、BinOのような西海岸風の家以外にも、シンプルモダン・カントリー・インダストリアルなど様々なデザインの住宅を手掛けています。好みを最大限に反映した注文住宅を建てたい!という方はもちろん、シンプルな家を相談してみたい方も、伊勢喜屋工務店の話を聞いてみてはいかがでしょうか。個人的は、他の家と差がつくBinOのデザイン性、スキップフロアという大手ハウスメーカーではあまり見られない建築を、モデルハウスで体感することができて大興奮でした!
14:00 カイテキホームのモデルハウスを見学
伊勢喜屋工務店のモデルハウスを自由に見学した後、カイテキホームのモデルハウス見学へ。外観からおとぎ話に出てくるお菓子の家のような可愛らしさで期待が高まります。
いざモデルハウスへ入ると、リビング前と収納スペースまで繋がる土間がお出迎え。アウトドアを趣味にしている方であれば、土足で収納スペースに物をしまったり、外に出しておきたくないものを土間に置いたりできるのでピッタリだな~と思いました。
一番印象に残ったのは、木のぬくもりに合うように壁紙の色を部屋ごとに分けていたこと。デザイン重視で家を見学していてた私にとってはとても魅力的に感じたポイントでしたが、スタッフの方に聞いたところ、これは「モデルハウス仕様」なのだとか。もちろん、注文住宅なので希望を伝えることで実現は可能ですが、カイテキホームでは木材を活かしたモダンでスタイリッシュな家を建てる方が多いとのこと。可愛らしいモデルハウスは、里山住宅博に合わせて建築したようです。
カイテキホームではスタッフの方がつきっきりで住宅の説明をしてくれたので、あまり室内の写真を撮ったり、自由に見学することはできず…。住宅に関する細かいこだわりだけでなく、周辺地域の情報まで丁寧に説明していただけたことにはとても好感を持てました!他県からつくば市に移住を検討している方でも、安心して相談ができるのではないでしょうか。
カイテキホームのモデルハウスは、延床面積50.85坪4,500万円(土地込み)(公式HPに税表記はありませんでした)で購入可能(2020年2月時点)。先ほど紹介した伊勢喜屋工務店のモデルハウスより少し広めの住宅となっているので、4人家族以上で暮らすならぜひ検討したい一軒です。気になる方は、ぜひカイテキホームへお問い合わせください。
15:30発~16:00着 さようなら里山住宅博!つくばハウジングパークへ
最初から最後まで、スタッフの方の説明が盛りだくさんだったカイテキホーム。気づけば、1時間半もモデルハウスを見学していました。思い返すと、カイテキホームではモデルハウスの見学メインというよりも説明メインだった気がします。1件目に行った伊勢喜屋工務店は、自分で住宅の良さを発見しながらある程度自由に見学できたので、会社によって対応や距離感が違って面白かったです!
当初予定していたよりも里山住宅博での滞在時間が長くなってしまったので、少し焦りながらもつくばハウジングパークへ向かうことに。里山住宅博からつくばハウジングパークまでは車で13~15分ほどです。
つくばハウジングパークってどんなところ?
つくばエクスプレス研究学園前駅から徒歩10分、34棟のモデルハウスが並ぶ散策型の住宅展示場。積水ハウスや住友林業など大手ハウスメーカーをメインに、篠屋工務店や茨城県南木造住宅センターなど地元の住宅会社のモデルハウスも見学できるようになっています。
各社のモデルハウスをじっくり見学できることはもちろん、週末にはお子様が喜ぶイベントを開催。家族全員で楽しめる住宅展示場です。
住所 | 茨城県つくば市研究学園6‐51‐12 |
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アクセス | 常磐自動車道桜土浦ICより約20分/圏央道つくば中央ICより約10分 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
16:10 茨城県南木造住宅センターを発見!でも入れず…
つくばハウジングパークへ到着。閉園時間まで2時間を切っているのに、駐車場は7割ほど埋まっていました。到着してすぐにスタンプラリーの参加用紙をもらったのですが、こうしてゲーム感覚で住宅展示場を周れるのは楽しいですね。
あれだけ車でいっぱいだった駐車場とは打って変わって、展示場内は寒かったせいか意外と人がいませんでした…。
しばらく歩いていくと、敷地の奥の方に「茨城県南木造住宅センター」のモデルハウスを見つけました。すごく立派なモデルハウスだったので見学しようと中へ入ったのですが、すでに対応中のお客様がいたようでスタッフの方がおらず…。しばらく玄関で待ったのですが、勝手に見学して良いかもわからなかったので後でもう一度覗くことに。
結論から言うと、結局茨城県南木造住宅センターのモデルハウスは時間の都合で見学できず。人気の展示場だからこそ、タイミングが合わずに見学ができないということもあるのかと勉強になりました。茨城県南木造住宅センターに興味がある方は、ぜひ公式HPからモデルハウス見学情報をご確認ください。
16:30 積水ハウスのモデルハウスを見学
そのあと、一条工務店、トヨタホーム、アキュラホーム…どのハウスメーカーのモデルハウスを見学しようか迷ったのですが、最終的にあまり人が集中して入っていなかった(ごめんなさい)積水ハウスを見学することに。
住宅展示場の閉園まであまり時間がなく他社のモデルハウスも見学したかったので、積水ハウスは30分くらいの見学時間で考えていたのですが、担当者による積水ハウスの説明で1時間が過ぎていきました…。一通り担当者からの説明が終わって時計を見ると、閉園時間まであと30分。説明後のモデルハウス見学が少し駆け足になり、もう少しゆっくり見たかったなというのが本音です。(ギリギリの時間に見学へ行った私が悪いのですが)
ただ、やはり積水ハウスの住宅性能には感心する部分が多く、例えば、耐震構造ならぬ「制震構造」として地震動エネルギー吸収システム「シーカス」を構造に採用しているという説明は興味深かったです。シーカスには、移動時の振動を抑えるために新幹線の車輪部分に使用されているものと同じゴムが使われており、地震の揺れによる内外装の被害を軽減することに役立っているのだとか。実際にモデルハウスへ行って、担当者と話さないと知りえない話だったと思います。積水ハウスの住宅性能についてさらに詳しく知りたい方、モデルハウスを予約したい方は、公式HPでご確認ください。
まとめ:つくば市の住宅展示場を回って気付いたこと
結局、つくばハウジングパークでは積水ハウスのモデルハウスしか見学できませんでしたが、2か所の住宅展示場を1日で見学して、改めて気付いたことがありました。
POINT1:じっくり見学するために1日に回る住宅展示場の数を絞る
1日で住宅展示場を周るなら、見学したい住宅展示場、そしてモデルハウスをあらかじめ決めておきましょう。個人的には、1社1時間×3社分くらいが体力の限界でした…(笑)じっくり見学するためには、欲張らず、予定を詰め込みすぎないことがポイントです。
POINT2:地元工務店・ハウスメーカー、どちらも見学してみる
一生に一度あるかわからない「家を建てる」機会。「ハウスメーカーのモデルハウスしか見学しない!」と最初から決めてしまうのはもったいないですし、地元工務店にも目を向けることで、あなたのニーズにぴったりな1社に出会えるかもしれません。個人的には、「ハウスメーカーの方が性能も良さそうだし何だか安心♪」と思っていたのですが、地元工務店のモデルハウスの方がデザイン性に優れ、空間のつながりを造り出すのが上手いという印象を受けました。これって、実際に足を運んでみないとわからないことですよね。最低でも1社ずつは、ハウスメーカー、地元工務店のモデルハウスを見学しましょう。
いずれにせよ家を建てるなら、住宅展示場でしかわからない各社のこだわりを体感してから住宅会社を決めてはいかがでしょうか。「まずどの住宅会社のモデルハウスを予約すれば良いかわからない」という方のために、当サイトではつくば市エリアで施工を手掛けているおすすめ住宅会社をご紹介しているので、こちらもぜひチェックしてくださいね。
リーズナブルなのに
デザイン性が高い
つくば市の注文住宅会社3選
つくば市内で注文住宅を手掛けている会社のうち、建築価格がリーズナブルな3社をご紹介。各社が得意な住宅デザインにも注目してみました。あなたの「好き」を詰め込んだ自慢の家を建てるなら、まずは注文住宅会社に相談ましょう。
※このサイトでは、住宅最低価格が30坪1,600万円以下の会社を「建築価格がリーズナブル」と定義しています。得意なデザインについては、各社が公式HPで代表商品として扱っている住宅デザインを定義します。
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